1990年代、ワープロ型パソコンとパソコン型ワープロがあった。
1.ワープロ型パソコン:
かつて東芝からDynaBookEZ486Pがリリースされた。それ以前にDynaBookEZ/DynaBookEZ486があった。
当初はノートパソコンにDOSでトップシェアだったワープロソフト一太郎と表計算ソフト1-2-3をROMに内蔵。エントリーユーザーにとってアプリケーションソフトウェアを内蔵してワープロ専用機感覚で簡単操作で販売促進を図る。その後、可搬性を犠牲にワープロの筐体で印刷できるオールインワン型をリリース。
奇しくも、同社ワープロ専用機ののRupoに1-2-3を内蔵したモデルもあった。
2.パソコンベースのワープロ専用機:
富士通のOASYSやシャープの書院でPC/ATをベースにワープロ専用機のカスタムROMを搭載したハイエンドモデルをリリースする。当時はPC/ATショックでPC-98でさえ海外向けAT互換機の部品を流用してコスト削減。当時は同等スペックになると、オフコン並みに高価になる。コスト削減の試金石だったかもしれない。
現在のスマートデバイス事情に例えると、追いつけないメーカーは撤退していくが、共通プラットフォームでコスト削減効果が出ていたりする…。。。